YOGA シャンティの会

YOGA シャンティの会へようこそ。

YOGA シャンティの会は、毎月第２木曜日にミシガン州ノバイのプロビデンス・パーク病院で集まる日本語のヨガ勉強会です。このフォーラムでは過去のトピックを含め、シャンティ会で話した内容を紹介します。都合が悪くて参加できなかった人や過去の参加者からの掲載も歓迎します。

意見を分かち合うのはお互いの進歩に役に立つので、記載を待っています。

現在、ヨガの教えに非常に近い道教の経典、老子の「道徳経」を勉強しています。先月は１６章と１７章を読みました。シャンティ会会長の佳子さんが次のようにまとめてくれました。佳子さんすみません、勝手に使わせてもらいました。まとめは復習に非常に役に立つので、今後もやってもらえれば助かります。

第１６章
全てはひと処に、また一つの状態に留まらずに変遷を重ねていくけれども、最後は静寂な「道タオ」に還っていく。この根源に回帰していくということこそ真実であり実在である。それを知る事が本当の智慧である。何かの利益のために行動を起こすのではなく、万物の存在の真実に則して行動すれば、最後は「道タオ」に全てが包含され、自己をも「道タオ」という大海のなかの一滴のごとくに境界がなくなり消え去ってしまう。自己がなくなれば欠けているものがなくなり満たされた状態となる。満たされている充足の状態、それがまさに「道タオ」である。

第１７章
指導者の品格を４つのレベルに分けて、最高の指導者とはどういう人であるかを提示している。
⑴最下等の指導者―自分がどんなに素晴らしいかを見せびらかす人。
⑵次のレベルの指導者ー力・暴力で押さえつけ、周りをコントロールする人。
⑶次のレベルの指導者ー優れてはいるが、序列に則った狭い秩序の世界に生きている人。
⑷最上の指導者ー自らの生き方・行動でお手本を示す。質問を出すことで教える。生徒自らにはっと気づかせ、生徒自らが答えを出せるよう生徒の能力を最大限に引き出せる人。自分より下の者に対してやさしく対応する。

全ての人が生きている限り止む事のない「学び」ということについても、マーガレット先生が示唆に富む具体的な項目をあげてくださったので紹介させていただきます。
＊授かったものがあったら、次は他の人に回してあげる。
＊だめな人からも学べる。
＊自分が主体になって学ぶ。
＊自分自ら考え、確認する。

それでは、次回は第１８章から始めますので、よろしくお願いします。

ナマステ

佳子